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京都国民文化祭 薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

ちょうど一週間前の10月9日(日)は、暦の上で、
仲秋の名月(十五夜)の次に美しいとされる十三夜

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

十五夜は、あまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、
十三夜は晴れることが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もある
この月を拝むと成功や材運に恵まれるそうです

この日も本当に好天でした

今回の「十三夜へのいざない〜薪芝狂言」は、芝生の上に舞台に見立てた
三間四方の結界を張り、芝を直に踏みながら狂言を演じます
まさに本邦初公開と言っても過言ではありません

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」
(▲樹の横の建物は国立国会図書館関西館

会場は、学研都市けいはんな(精華町光台)にある
株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

関西文化学術研究都市として、「文化」の薫り高い、先進技術を誇る研究所
ATRでの芝生広場での画期的な試み

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

萩の花越しの十三夜の月が私たちを幽玄な世界へといざなうようです

実はこれ、今回「萩大名」の舞台のために近隣の「野の花の会」のみなさんが
赤い萩の花に見立てて作ってくださった手染めの和紙の花なんです
(台木はベニバナマンサク

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

紋付き袴に裃をつけた姿で篝に火入れをしました

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

幻想的で野趣あふれる昔ながらの狂言を彷彿とさせるような舞台の設えは
全て地元の有志の方々の手作りです

三間四方の4つの角に太い竹で結界を作り、秋の花を活けています
周囲を篝火と竹燈籠で囲み電線が一本もない大空間で篝火と十三夜の月が
背景となる舞台です

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

第一部 薪芝狂言「萩大名」
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狂言は、中世室町に生まれた「古典喜劇」
西欧の中世にも同じような喜劇が、イタリア・フランス・イギリスなどの
各国で生まれています

喜劇の基本精神は、力を持つ者への批判と抵抗
狂言が笑いの対象に選ぶ人物は、武士と僧侶と山伏です

本日の演目「萩大名(はぎだいみょう)」は、その武士の代表「大名」が、
無教養を笑われて、恥をかく狂言です

退屈した大名が、何処か珍しい所へ見物に出かけたいと言います
召使いの太郎冠者(たろうかじゃ)は、「さる旧家の庭に都で評判の萩が
真っ盛りです」と、すすめますが、見物するには、歌を詠まねばならない
という条件がつきます
和歌に素養の無い大名は、太郎の教わって出かけますが…

<配役>

大名(だいみょう)/ 安東 伸元(あんどう のぶもと)
                         【重要無形文化財「能楽」保持者総合指定】

太郎冠者(たろうかじゃ)/ 寺西 将惺(てらにし しょうせい)

庭の亭主/ 木田 喜方(ぼくた きほう)

後見(こうけん)/比嘉 峯宰(ひが ほうさい)

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薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

「七重八重九重とこそ思いしに 十重咲き出る萩の花かな」
大名の愚鈍さに対して、太郎冠者の利発さが下克上の息吹を感じさせて面白い

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

狂言が終わり、第二部が始まる前にも二胡(泉貴子)とピアノ(新井美奈)の
素敵な演奏がありました

泉貴子さんの二胡と新井美奈さんのピアノ演奏

第二部は、狂言の衣裳や面についてのレクチャー(於:大会議室)

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

ATRの外国人研究員の方々も初めてお面をつけて大喜びです

薪芝狂言 「十三夜へのいざない」

安東先生の愉しいお話にみな惹きつけられ、たくさんの感動と感謝の中で
秋の夜長がふけて行きました


◇「十三夜へのいざない」の様子は、こちらでも

  大和座狂言事務所 ≪Kyogen YAMATOZA≫ | Facebook


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| - | 23:59 | - | - |

Comment

お久しぶりです。
うーん、とても貴重な体験ですねー。狂言が演じられているのを実際に見た事は
ありません。でもこの野っぱらで演じられているのが当時をしのばせて…写真で
その良さを少し分けていただいた気がします。
…ところで何気に写真の良さが光りますね♪

私ごとですが、当方のblogではようやく(苦笑)昨年の木津川アートを公開しています。
鹿背山まではもうちょっと先ですけれど(^^;
今年の木津川アートも楽しみです♪

| さくらん | 2011/10/20 1:13 AM |

わ〜い!さくらんさん、こんばんは!

お久しぶりです。
私もいろいろ忙しくてblogの更新がおっつかず、時系列バラバラです(苦笑)

実は、このイベントは国文の府民企画事業のひとつで、企画・進行、私がしました。
単なる国文イベントで今年で終わりではなく、これから毎年、狂言+コラボや
ロケーションを変えながら、続けて行きたいと思っています。

今年、木津川アートのおすすめは、上狛エリアの茶問屋ストリートや、加茂エリアの船屋通りといったエリアそのものを楽しんでいただけたらと思います。

私もblogで、何度かご紹介していますが、メインの通りのみならず、間にある細い細い路地などを歩くと忘れていた景色や見逃してした何かをきっと見つけられるはず…

| さゅ♪ | 2011/10/20 1:49 AM |

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